ポイ
そこで「オーストラリア」に来て初めに知り合った人。「さな」に再会した。(男)
その人が自分で練習用のポイを作って練習してて面白そうなんで自分も作って練習する事にした。
本物は紐の先の玉に火をつけて色々な技をするんだけど練習用だから先っぽはテニスボール。
前に沖縄のイベントで本物見た事があって、そんときも凄いな!と思ってたし、やってみると結構面白いからこっちに居る間に習得してやる。
飛んだ・・・
目覚めると全く知らない場所に居る・・・
一見、素敵な響きだけど、これほど恐ろしい事はない!
病院のベットの上だったり職場の前で店長に起こされたり、どしゃぶりの路上だったり、トイレの中で便器に顔を突っ込んでたり真夏の車のトランクの中だったり、とにかく恐ろしい・・・
こないだ目を覚ますとソファーの上で寝ていた。
「あー、またソファーで寝てしまったかー」
と思い起き上がると、どうにも様子がおかしい・・・
「どこだここ?」
間違いなく今、泊まっている「バッパー」とは違う。
とにかく知らない場所にいる。
とりあえず状況確認。
財布は・・・・・ある。携帯も・・・・・ある。ひょうたんも付いてる、ポーチも無事だ。
どうやら無くなってるものは無い。
周りを見渡してみると、どうやらここもバッパーのようだ。
今は丁度朝の7時くらい。
起きてる人も結構いるみたいだ。
さて何でこんな状況になっているんだろうか?
記憶を辿ってみる・・・
前の日、俺はピッキングで一緒だったカナダ人の「トロイ」ニュージーの「ニック」日本人の「じゅんや」と久しぶりに会う約束をしていた。
夜8時くらいに合流してそれから、「トロイ」と「ニック」の泊まっているバッパーに遊びに行った。
しばらく話しているとバッパーの皆で近くのクラブに行こうという話しになり、みんなでクラブ「ディーン」になだれ込む。
一通り話しをしたあとビリヤード大会が始まって一気飲み大会が始まって「じゅんや」が撃沈して居なくなり、だんだん「トロイ」もおかしくなってきて、そのあと皆おかしくなってきて・・・
そうだそうだ!
そして気がつけば、ここに居た・・・
とりあえず外に出てみる。
外は薄暗く雨が降っている。
「どこだここは?」
薄暗さと寝起きと酔いのせいで全然、場所が分らない。
しばらく歩いてみると見慣れた道だ。
どうやら今、泊まっているバッパーとは反対方向の知らないユースホステルのソファーで寝ていたらしい・・・
もちろんここには、泊まった事も来た事すらない。
バッパーやユースには夜になるとロックが掛かるからまず一人では潜り込めない。
大体、どういう経緯でここに来たかは想像がつくけど深く考えないことにした。
今回の事は謎のままにしておこう・・・
バックパッカー
毎日移動で落ち着かないし1日見た所で何が分かるというわけでもないんだけど、全体の雰囲気ぐらいは分かる。
色々、見た感じ安い所には「アジア系」(特に日本人)が多く。高くて綺麗な所は「ヨーロピアン」何かが多い。
それぞれ良さ悪さがあるけど、自分の一押しは「シェビオットバックパッカーズ」!
場所は「パース」の「ノースブリッジ」の外れにあり「シティ」からは少し遠めの所。
しかしなんといっても安い!!
1泊12$で一週間75$という値段で何と朝食(トースト+コーヒー)が付いて来る。
インターネットもフリーで一回に20分まで使える。
雰囲気や作りも良い感じで、なおかつ綺麗だ!
客層は日本人がかなりの割合をしめていた。
シティから遠い所を除けば断トツでここがオススメだ!
うーん・・・
「オーストラリア」に来てから街でゆっくりするのは初めてだ。
しかし、「パース」はどうにもアジア系が多い!
どこに行っても日本人、韓国人、中国人なんかが、わさわさ居る!
来る前に思い描いていた「オーストラリア」の町並みとは随分違う。
「オーストラリア」に長い間居る人に聞くと、オーストラリアなんてどこに行ってもそんな感じだそうだ・・・
うーん・・・やはり、そういうものなのか・・・
GOー Perth!
さて「マンジーマップ」を脱出するぜ!
今は6月1日。
「オーストラリア」3ヶ月目の始まりだ。
「ピッキング」も終わりこれから北を目指すため、まずは「パース」に戻る事にした。
金の節約。英語の特訓。ただ単に楽しいから。
理由は色々あるけど「ヒッチハイク」で帰るとするか。
いつもは親指立てて「ヒッチハイク」するけど今回はちゃんとボードに「Perth」って書いて上げる事ににした。(行き先近いし、この方が確実だから)
まず車の通りを考え「マンジーマップ」の外れまで歩いて行く。この時点で13時くらい、なんとか今日中には「パース」着きたい。
ボードをあげて15分くらい結構、反応が冷たい・・・
中には中指立てていく輩もいる!
車の通りも中途半端なんで更に歩いて「マンジーマップ」の入り口までやってきた。
そこでボードを上げると1分も経たない内に一台の車が止まってくれた。
3人組みの車で全部は理解できなかったけど、どうやら隣町の「ブリッジタウン」まで乗せてくれるらしい。
陽気な人達でどんどん話しかけてくるけど言ってることのほとんどが分からない!
しどろもどろになりながら何とか会話しつつ車は30分程で「ブリッジタウン」に到着した!
町中に降ろしてもらい少し散歩してみた。
こじんまりとまとまってて、中々良い感じの町だ!
日本にもこんな感じの町が幾つかあったけど、こういう雰囲気の町は大好きだ!
バイクを手に入れたら是非また来てみたい。
しかし今日中には「パース」に着きたかったから、程々にしてヒッチハイクを再開する。
そしたら今度はボードを上げた瞬間に車が止まった!多分1秒も待ってない。
今度の人は「マンジーマップ」に住むおじさんだった。
用事で「パース」と「マンジーマップ」の経由地点の町「バンバリー」まで行くそうだ!
「バンバリー」までは車で2時間程。
車はおじさんの安全運転で、ゆっくりと進んで行った。
しかし、このおじさんは困ったことに「パース」に行くなら電車の方が良いと言いだし国道から外れ「バンバリー」の駅前で降ろされてしまった!
「電車はすぐ来るから」
そう言い残しておじさんは笑顔で去って行った・・・・・
こんな所に来ては仕方ない。「ヒッチハイク」を断念して電車に乗ることにするか・・・
結局おじさんが言ってたより割高な電車のチケットを買って電車に乗り込んだ。
あんまり寝てなかったのもあって電車の中で眠ってしまい気が付けば「パース」!
そして5時半くらい。
なんにしてもその日の内に「パース」に到着!
「パース」は久々だ!一週間程、色んなバッパー行ってみたり旨い飯でも食いながら、ゆっくりしようかな!
またこの日がやって来た!
新しい朝が来た!
また世界が新鮮に見えてくる!
旅立ちの朝・・・今から自由だ!
どこへ行こうか!
「オーストラリア」に来て3ヵ月目に突入!やっとはじまった感じ!
さあ!ガンガンいくぜ!
うずく・・・
ここも色んな意味で面白かったけど、最近、心の片隅がうずきはじめた・・・
こればっかりはどうしようもない。
そろそろ、ここらで潮時ってことだ。
今月いっぱいで移動する事にしよう!
更新するのは久々だ!
すぐに日本人同士で固まりたがると。
確かにそうだ。
でも、それは別に悪い事ではないし、外人も同じこと!
結局、言葉の通じる者同士で固まってる。なんてことはない自然なことだ。
しかし俺はそれは避けて行きたい、それでは会話の機会も減るし、やはり言葉を覚えるのは会話が一番だと俺は思う。
だから会話のキッカケ作る為に色々とイベントしてみたりして、あっちから話しかけて来るぐらいの存在感を出してみようと思った。
今の所はいまいちだ。まだまだ足りないか・・・
果てしない・・・
景色も「日本」のそれとは全然違う。
見渡す限りの地平線。どこまでも続く道。広大な平原。
普通の道一つとってみても、どうにも味がある。
見ているだけで感覚が開けていく感じがする・・・
空も素晴らしい!
平面ではなくて立体的。
まるで空に包まれている感じがする。
夜になれば「プラネタリウム」のように前にも後ろにも星空が広がっている。
素晴らしいことだ・・・