魂が腐る
良く晴れた日にどこまでも真っ直ぐ続く道をひたすらバイクをとばして空に向かって走っているようなあの風を感じたい。
船出の瞬間に感じたあの高揚感を、また感じたい。
初めて地元を出て何も無い所からスタートした時の、あの解放感を味わいたい。
俺は、ここに長く居過ぎた・・・
どれだけ我慢して、どれだけ苦汁をなめて、どれだけ馬鹿をみてきたか・・・
なんて窮屈なんだろう。
なんて退屈なんだろう。
このままでは魂が腐ってしまう。
だがこの生活も、もうすぐ終わる。
本当に長かった・・・